消費税還付が成功すると、大きなお金が還ってくるわけですが、
では、消費税還付はメリットしかないのでしょうか?
実は消費税還付をするときの経理方法で、税込み処理と、税抜き処理があります。
例えば1億800万円(消費税800万円)の建物があったとします。
税込み処理だと、
建物 1億800万円 / 預金 1億800万円
という仕訳になります。
この処理で消費税還付が成功すると、800万円が戻ってきます。
この時の処理は、
預金 800万円 /雑収入 800万円
となりますので、この雑収入に対して税金が掛かるんですね。
逆に税抜き処理だと、
建物 1億円 / 預金 1億円
という仕訳になります。
これだと、消費税分の800万円が戻ってきても、雑収入にはなりません。
では、800万円はどこにいくのか?
先ほどの税抜き処理と比べると、建物の金額が800万円小さくなっていることがわかります。
なので、建物が小さくなった分、購入後の減価償却費が減ってしまうんですね。
と言っても、消費税還付が成功する方が、キャッシュフロー的にはかなりメリットがあります。
ただ消費税還付については、今回の改正で、今年の4月以降は、
これまでのスキームで、消費税還付はできなくなります。
「これまでのスキーム」って何?という方は、次のページをお読み下さい。
⇒ http://tax.kanae-office.com/kanpu.html
ただし、新築物件も中古物件も、2016年3月末までに引き渡しを受ければOKです。
といっても、残り僅か1ヵ月余り!
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